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2023.12.26 (Tue)

吹奏楽団「シエナ・ウインド・オーケストラ」と連携・協力協定を締結しました

今年、開館35周年を迎えた滋賀県立文化産業交流会館は、吹奏楽団「シエナ・ウインド・オーケストラ(SWO)」と連携・協力協定を12月1日に締結しました

文産会館は、コロナ禍の令和2年10月に観客と共演するSWOのコンサートを開催して以来、SWOとの絆を深めて、信頼関係を築き、協定を締結する運びとなりました。

去る12月1日、「滋賀県立文化産業交流会館とシエナ・ウインド・オーケストラとの連携・協力協定」の締結式および記者発表を行いました。

当日は、SWOを運営する一般社団法人ジャパン・シンフォニック・ウインズの代表理事 東 佳樹 氏や事務局長の髙澤 芳郎 氏、文産会館を運営する公益財団法人びわ湖芸術文化財団の理事長 村田 和彦、当館館長 竹村 憲男が出席し、協定書への署名後、締結の経緯や今後の具体的な取組、抱負を発表しました。

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ここでは、内容を一部抜粋してご紹介します!



村田理事長(びわ湖芸術文化財団)

文化産業交流会館では施設や地域の特色を活かし、県内の文化活動者・団体や産業分野とも連携して、芸術文化の創造と振興を図る伝統芸能等の多彩な公演を展開している。
こういった活動が評価され、令和3年度(2021年度)には、地域資源である伝統芸能の普及・振興に貢献したとして「地域創造大賞(総務大臣賞)」を受賞した。 
文産会館は4月に開館35周年を迎えた。こういった節目の年に日本を代表する吹奏楽団「シエナ・ウインド・オーケストラ」と連携できることを大変有難く感じている。

イベントホールで開催している県内外の高等学校・大学の吹奏楽部等によるマーチングバンドの祭典「フィールドアート」は、本年で20年を迎えるなど、これまで吹奏楽の分野にも取り組んできた。
一方で、文産会館が位置する湖北地域は吹奏楽をはじめ舞台芸術の鑑賞機会が少ない地域でもある。
その中で文産会館は次世代育成にも力を入れており、今回の協定を通して青少年の演奏者に対するクリニックや演奏をSWOに協力していただくことで、音楽文化の裾野を広げ、芸術文化振興を通して県北部の活性化に向けた役割を果たしていきたいと考えている。

東 代表理事(ジャパン・シンフォニック・ウインズ)

シエナ・ウインド・オーケストラは1990年に結成された。
1997年には佐渡裕氏を指揮者に、2002年には同氏を首席指揮者に迎え、様々なユニークな活動を展開し定期演奏会は常に完売するなど人気が定着してきた。

2010年に東京都文京区および公益財団法人文教アカデミーと三者間において連携を締結し、文京シビックホールを活動の拠点としている。
その後、学校法人尚美学園(2011年)、上越教育大学および上越文化会館(2016年)、名古屋音楽大学(2017年)、富士市および富士ロゼシアター(2018年)とそれぞれ事業協定を締結し、様々な事業を展開している。
最近は、文化庁学校巡回公演や「“ブラバン・ディズニー!”コンサート」、ゲーム音楽による全国ツアーなど、幅広い活動を全国各地で行っている。
今後は、これまでの連携協定のノウハウを活かして、滋賀県内の学校へのアウトリーチ活動やシエナならではのパワフルで親しみのあるコンサートを通じて、滋賀県の吹奏楽による地域おこしや青少年の育成に貢献していきたいと考えている。


竹村館長(びわ湖芸術文化財団/滋賀県立文化産業交流会館)

SWOとは、日本で初めてコロナ患者が出た令和2年、10月に当館で開催したコンサートからの付き合いとなる。当時は、コロナのワクチンもなく、世界中が混乱に陥っていた時期で、特に飛沫感染リスクの高いとされた、合唱や吹奏楽などの公演は相次いで中止されていた。
そのような中、当館は、お客様と共演するシエナのスタイルを貫いたコンサートを開催し、全国でも稀有なホールとなった。客席の間隔をあけ、通常の4分の1の客席は、1か月前にチケットが完売。当日は、中・高校生らが楽器を持って、「宝島」を共演し、ホール全体に響き渡った力強く明るい音色は、コロナ禍で沈みがちな気持ちを元気にし、当館とSWOとの絆が深まった。
翌年も10月に、コロナ禍のなか、共生社会フェスティバルとしてコンサートを企画・開催し、今年12月10日には、佐渡裕氏の指揮によるコンサートを、当館の開館35周年記念事業として開催する。
当館は多目的施設で音響的に優れているというわけではないが、SWOとの強い絆が、この演奏会の実現につながった。

当館のある湖北地域は、舞台芸術公演の鑑賞機会が少なく、プロの吹奏楽の生の演奏を聴く機会や、プロの演奏家から指導を受けることもあまりない。
そこで当館では、湖北地域の皆様はじめ次世代を担う青少年に良質の音楽に触れていただく機会を持続的に行うため、普及プログラムや演奏会で数多くの実績をお持ちの日本を代表するSWOと、連携・協力協定を締結する運びとなった。
具体的な事業としては、中学校・高等学校や県吹奏楽連盟様と連携しながら、毎年、楽器の取り扱いや演奏技術など初歩からのクリニックとアンサンブルの演奏会を行い、学校へのアウトリーチ事業や吹奏楽コンクールの課題曲の模範演奏も進めていきたい。
当館で開催する公演は、令和7年(2025年)(国スポ・障スポ滋賀の年)、令和10年(2028年)(開館40周年の年)に予定している。


髙澤事務局長(ジャパン・シンフォニック・ウインズ)

2020年に初めて公演を行った際、文産会館はホールの作りからして様々な可能性を秘めていると感じた。
また、コロナ禍によりシエナ恒例のアンコールを観客と共演する取り組みができなくなっていた中、客席でソーシャルディスタンスを取りながらではあったが久々に共演が実現し、楽団としても胸にグッとくるものがあった。
こういった経緯からこの会館となにか一緒に取り組んでいきたいと思い、連携協定を締結する運びとなった。

SWOはいくつかの地域・団体と連携を結んでおり、現在更に3つの地域と話を進めている。
青少年の育成は1度の公演ではできず、「継続する」ことが重要。ホールの事業担当もオーケストラの事務局も代わっていく中で継続して事業を行うには、連携協定を結び未来の約束をすることが大切だと思い、様々なところと連携協定を結んでいる。
SWOの活動拠点は東京であるが、米原は新幹線が止まり日帰りも可能なため、吹奏楽部へのクリニックなど手軽に行うことができる。
これらの協定を通して地域振興に繋がれば嬉しい。



また、連携・協力協定を締結するにあたり、シエナ・ウインド・オーケストラ 首席指揮者の佐渡 裕 氏や滋賀県吹奏楽連盟 理事長の小幡 理 氏からもメッセージが寄せられました。



佐渡 裕 氏(シエナ・ウインド・オーケストラ 首席指揮者)

この度、私が首席指揮者を務めるシエナ・ウインド・オーケストラがびわ湖芸術文化財団と連携・協力協定を結ぶことになり、大変嬉しく思っています。
米原の滋賀県立文化産業交流会館を中心に、吹奏楽を通じた青少年の育成や、地元に密着した活動を展開していくとのことで期待が膨らみます。
私自身も吹奏楽とは長いつきあいがあります。京都市立の中学校時代は吹奏楽部でフルートを担当し、京都市立芸術大学をフルート専攻で卒業しました。吹奏楽部を指揮してコンクールに出場したこともあります。
1997年にシエナと出会い、この26年間数え切れないほど公演し、録音も多数行いました。シエナと私の活動では、吹奏楽の魅力を広く伝えるため、クラシックからポップスまで、幅広いジャンルの音楽に取り組んでいますが、コンサートの最後にスーザ作曲「星条旗よ永遠なれ」を、会場に楽器を持って来てくださったお客様もステージに上がってもらい共演しています。
日本はほとんどの中学校、高校に吹奏楽部が存在し、管楽器や打楽器の経験者がかなりの数に上りますが、卒業すると楽器をやめてしまう方が多いようです。楽器を演奏する喜びをぜひ思い出してほしい!という思いが「星条旗」につながっています。どの地域で演奏会をしても学生から年配の方まで私たちの音楽を待ち望んでくださり、大勢の方が「星条旗」に参加してくださる事が励みになっています。
こういった活動を共に行ってきたシエナ・ウインド・オーケストラを協定のパートナーに選んでいただけたことをとても誇りに思います。12月10日に米原で開催する私たちのコンサートが、奇しくも提携後第一弾の公演となるのは大変喜ばしいことで、私も楽しみにしています。
この協定により、シエナがこの街の楽団として地域社会の皆さんに心のビタミンを届けられるように、そして豊かな街づくりの一翼を担ってくれることを願っています。


小幡 理 氏(滋賀県吹奏楽連盟 理事長)

この度、滋賀県立文化産業交流会館とシエナ・ウインド・オーケストラとの間で、連携・協力に関する協定が交わされると伺いました。文産会館は芸術分野において滋賀県、とりわけ北部地域での牽引的役割を担い、特に音楽文化に対しては積極的にその手腕を発揮し、愛好家の側に立った事業展開をされています。滋賀県吹奏楽連盟も、直接的にはイベントホールでマーチングコンテストを開催しておりますが、日頃から文産会館で開催される様々な音楽イベントには北部の中高の吹奏楽部員が出演者や聴衆としてお世話になっています。
今回の協定により、これまで以上に多種多様な取り組みが企画され、本県の音楽文化、とりわけ吹奏楽のレベルが向上するものと大いに期待をしています。そして、少子化や働き方改革、部活動の地域移行等により全国的に減衰傾向にある吹奏楽文化を盛り返す一助になることは間違いありません。そして将来的にはこの協定が先駆けとなり、同様の動きが全県に広がり大きなうねりとなることを期待しています。


登壇者からのコメントや佐渡氏、小幡氏のメッセージ紹介の後は、質疑応答を行い、記者発表を閉じました。

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このことについて、新聞各社様に取り上げていただきましたので、こちらもご紹介します

湖北の音楽界を元気に 佐渡裕さん指揮のSWO、県立文化産業交流会館と協定 | 中日新聞Web
2023年12月2日
https://www.chunichi.co.jp/article/815986

佐渡裕さん首席指揮者の吹奏楽団、愛好家へ演奏指導 滋賀県立文化産業交流会館と連携協定 | 京都新聞
2023年12月6日
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1160186

吹奏楽でつなげる地域活性化 | 滋賀報知新聞
2023年12月6日
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0039889

佐渡裕さん首席指揮のシエナ・ウインド・オケと連携 | 朝日新聞デジタル
2023年12月7日
https://www.asahi.com/articles/ASRD6760QRD1PTJB00B.html

佐渡裕さん首席指揮SWOと滋賀・文産会館、吹奏楽振興へ協定 | 産経新聞
2023年12月12日
https://www.sankei.com/article/20231212-COJMHPLWB5IBJKCN52CWV3ZPP4/


今後、SWOと吹奏楽のクリニックやアンサンブルコンサート、中学校・高等学校等へのアウトリーチ活動、演奏会などの実施を通して、音楽文化の裾野を広げ、湖北地域の活性化に寄与できればと考えています。

どうぞご期待ください。



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08:43  |  日常

2023.07.27 (Thu)

「スティーヴ・ライヒ/ドラミング~湖国が生んだ打楽器奏者の協演~」の制作発表を行いました!

文化産業交流会館では開館35周年を記念し、滋賀県にゆかりのある打楽器奏者17名と声楽家2名、ピッコロ1名によるスティーヴ・ライヒ「ドラミング」のコンサートを開催いたします
これに伴い、去る7月6日、「スティーヴ・ライヒ/ドラミング~湖国が生んだ打楽器奏者の協演~」の制作発表を行いました。

当館館長のほか、公演にご出演いただく北川皎さん(グロッケン)、中谷満さん(ボンゴ)、宮本妥子さん(ボンゴ)、畑中明香さん(ボンゴ)、中村めぐみさん(マリンバ)、島田菜摘さん(マリンバ)、國領愛歩さん(マリンバ)、山田佳那子さん(マリンバ)、石垣真結子さん(マリンバ)にご出席いただき、公演の見どころや魅力などを発表しました。


ここでは、コメントを一部抜粋してご紹介します!



竹村館長

文化産業交流会館は4月に開館35周年を迎えた。
当館ではこれを記念し、会館の想いがこもった3つの公演を制作している。
第1弾として、現代音楽の巨匠であるスティーヴ・ライヒ作曲「ドラミング」の演奏会を9月に開催する。
当館では開館間もないころから、滋賀県出身や在住の若手演奏家の公演に取り組んでおり、特に今回登壇いただいているみなさんにはこれまで大変お世話になっている。
この度そういった方々の協力を経て、この演奏会が実現した。
この公演は、35周年を迎えた当館とともに、9月に25周年を迎えるびわ湖ホールの2会場で開催。
滋賀にゆかりのある打楽器奏者による「ドラミング」の演奏で、音楽の魅力や醍醐味を感じていただくとともに、20名の素晴らしい演奏家を更に多くの方に知っていただきたい。


中谷満さん(ボンゴ)

瀬田に生まれ、大阪フィルハーモニー交響楽団で35年間打楽器奏者として演奏してきた。現在は大学で若い演奏家の指導にあたっている。
滋賀県には感謝しきれないほど支えられてきた。特に文化産業交流会館やびわ湖ホールではたくさんの演奏会を企画していただき、我々も育ってきたと大変感謝している。今回35周年でこの公演を企画していただけたことも大変有難い。
ドラミングは、約60分程度の作品。
ライヒは「ミニマルミュージック」を研究し多くの作品を作曲している。
その中でも大曲の「ドラミング」はグロッケンやマリンバ、ボンゴなどの各部門に分かれているが、それぞれの部分で同じフレーズをリズムを少し変化させながら繰り返していく音楽。1曲の中でだんだんリズムや音色の色彩が変化してグラデーションが進み、宇宙に導かれるかのような異様な感覚を感じる。
今回出演する打楽器奏者は北川さんから順番に繋がってきた。北川さんから学んだことを宮本さんや畑中さんに教え、彼女たちが育てた奏者も出演する。この50年、60年と紡いできた滋賀県打楽器の歴史のもと今回の公演を実現できることがとても嬉しいし、これからの滋賀県打楽器にも繋げていければという想いで演奏したい。


宮本妥子さん(ボンゴ)

滋賀県にゆかりのある打楽器奏者のみなさんと共演できることを大変嬉しく感じている。
今回主催者から「滋賀県は打楽器奏者が多いので、35周年記念に合わせて打楽器奏者のみなさんでなにか公演をしたいがどのような内容が良いか」と声をかけていただいた。「ドラミング」は技術面以外でも「フェイズ」(わざとリズムをずらす特殊奏法)など合わせの練習に大変時間がかかるため演奏機会が少ないが、滋賀ゆかりの奏者たちだからこそできると考え提案させていただいた。
滋賀県は「打楽器王国」と言えるくらい打楽器奏者が多いと言われるが、これは奏者として憧れの存在でありお人柄も優しく人間力豊かな北川先生、奥村先生、中谷先生を中心に愛情たっぷりで私たちを育てていただいたおかげ。今は私や畑中さんなどがその教えを若手に継承し、大きな歴史となってきた。
北川先生、奥村先生、中谷先生が居られなければ滋賀県でこのような豪華な編成で「ドラミング」の演奏はできなかったと思う。
今回の出演者は滋賀にゆかりのある奏者であり、世界に発信し続けている奏者でもある。この「ドラミング」も、日本だけでなく世界へ発信する気持ちで演奏したい。


北川皎さん(グロッケン)

中谷さんや宮本さんたちが若い方々に歴史を繋いでいってもらえたことを嬉しく感じている。
「ドラミング」はとてもただ事では演奏できない大掛かりな曲であり、抜粋で演奏されたり、全曲は全国どこかで数年に一度演奏されるくらいの演奏機会の少ない曲。「ドラミング」を滋賀県で演奏することになったと聞き、そんな曲を滋賀ゆかりの打楽器奏者で演奏できるときがやっとやってきたという想いでいっぱいになった。
我々がいくら一生懸命練習しても実現できることではなく、文化産業交流会館やびわ湖ホールの多くの方に支えられ実現できることに感謝している。
私は今年80歳になるが、中学の吹奏楽で打楽器をはじめ、打楽器の魅力に取りつかれ音楽高校・大学に入学、京都市交響楽団で40年打楽器を演奏してきた。長い打楽器人生の集大成としてこの大曲に取り組む。最後の力を振り絞ってこの公演を成功させたい。


中村めぐみさん(マリンバ)

滋賀県の打楽器をけん引されてきた先生方や県内外で活躍されている同門の大先輩方と共演できることに身が引き締まる思いとともに、いよいよ「ドラミング」を演奏できることに打楽器奏者としてワクワクしている。
「打楽器王国」といえどもこれだけ多くの打楽器奏者が一堂に会するのはなかなかない機会で、私たち自身も打楽器奏者が17名を集まる公演はあまり経験がないので、どうなるのかとても楽しみ。
「ドラミング」はリズム自体はとてもシンプルだが、「フェイズ」によって新しい世界が作り出されるのがとても面白い。私たち演奏家は「合わせること」は練習するが、「ズラすこと」は普段練習していないので、とても勇気が要り難しい点であり面白いポイント。成功させるためには演奏技術以外に奏者同士の信頼関係が重要である。打楽器奏者17名を集めることはできるが、今回はみんなが同門であるということが推しポイント。同門だからこその安心感があり、当日は良い化学変化を起こしたい。お客様と一緒にライヒの音の世界を楽しめれば。


畑中明香さん(ボンゴ)

スティーヴ・ライヒの作品はこれまで多く取り組んできた。
彼の作品は、クラシック音楽のようにロマンティックな旋律はなく、シンプルなリズムと音を使って淡々と創り上げていく音楽で、一見人間の感情とは全く別のところで書かれていそうだが、演奏を聴いてみるととても人の心に迫ってくるところが不思議だと感じながら演奏している。
ライヒファンは全国に多くいるため、当日はそういったファンの皆さんと一緒にライヒの音楽を味わいたい。


島田菜摘さん(マリンバ)

これまで、文化産業交流会館の若手支援の事業に2度出演させていただいた。
今回、憧れの打楽器奏者のみなさんと憧れの曲を演奏できるということで身の引き締まる思いで準備している。
ライヒはミニマルミュージックの先駆けであるだけでなく、世界中の民族音楽を研究したりコンピュータを使って作曲する作曲家で、好奇心旺盛な作曲家だと感じている。
「ドラミング」はシンプルなリズムが出てくるが、「フェイズ」により様々な音の景色が現れる。演奏したり聴いたりしていると、意識が自分の身体から離れていくような感覚やグラデーションのような景色が感じられる。
お客さまには事前にライヒについて勉強してから聴いていただいても、先入観なく聴いていただいても面白い鑑賞体験ができると思う。2日間とも違った演奏になると思うので、2公演続けての鑑賞もおすすめ。


國領愛歩さん(マリンバ)

中高時代、大学生時代からお世話になっている先生方と、生まれ育った滋賀県で「ドラミング」を演奏できることは光栄で、本番が楽しみ。
「ドラミング」は一人一人のフレーズが少しずつズレ複雑で豊かな音になっていくのが魅力だと感じている。「ドラミング」やミニマルミュージックの魅力を伝えられるよう、準備に取り組んでいる。
マリンバではどういったマレットを使うか奏者同士や先生方と相談するなど準備段階から丁寧に作り上げている。
国内で演奏されるのは珍しく、特に滋賀県での演奏機会はほとんどないため、是非生の演奏を聴いてもらいたい。


山田佳那子さん(マリンバ)

尊敬する先生方・先輩方と「ドラミング」を演奏できるのが嬉しい。
今は緊張しているが、当日コンサートが開演し、1音目が鳴り、長い時間をかけて到達する最後の1音が鳴りやむまでの間、私たち演奏者やお客様、制作サイドの様々な「気」が集中するのではないかと想像すると大変ワクワクしている。たくさんの方とその場を共有したい。


石垣真結子さん(マリンバ)

この作品はテーマがシンプルなので最初は機械的に聞こえるかもしれないが、テーマを反復し「フェイズ」に移るまでの時間は奏者に任せられており、即興性とシンプルで機械的な二面性が魅力だと感じている。組み合わせ方によって様々な可能性があることに気付かされる曲で、みなさまにも会場に足を運んでいただき、その場でしか感じられない音楽を体感していただきたい。


出演者からのコメントのあとは、質疑応答を行い、

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公演でお贈りするスティーヴ・ライヒ作曲「ドラミング」の抜粋をボンゴで演奏。

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音が少しずつズレていく「フェイズ」も実演いただきました!



最後に写真撮影を行い、制作発表会を閉会しました

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このことについて、現地でご取材いただいた京都新聞様に取り上げていただきましたので、こちらもご紹介します

https://kyoto-np.co.jp/articles/-/1070439
京都新聞
「打楽器王国」滋賀から世界へ ゆかりの奏者が巨匠スティーヴ・ライヒの「ドラミング」に挑む | 2023.07.20


「スティーヴ・ライヒ/ドラミング~湖国が生んだ打楽器奏者の協演~」は現在チケット好評発売中
みなさまのご来場を心よりお待ちしております

公演情報

スティーヴ・ライヒ/ドラミング 湖国が生んだ打楽器奏者の協演
9月9日(土) 13時30分開演(12時45分開場)
滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール
一般 2,000円/青少年(24歳以下) 1,000円

9月10日(日) 15時開演(14時開場)
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
一般 3,000円/青少年(24歳以下) 1,000円

https://www.s-bunsan.jp/event/20002.html

0909ドラミング表

0909ドラミング裏


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11:00  |  文産イベント

2023.07.25 (Tue)

「駅名連歌 まいばらはつ」合同稽古を行いました!

「長栄座伝承会むすひ」開催まで残り約2週間

先日、「駅名連歌 まいばらはつ」に出演する
和楽器演奏チーム児童合唱チーム日本舞踊チーム
3者の合同稽古を行いました


「駅名連歌まいばらはつ」は、「長栄座伝承会むすひ」第2部の演目。

当館のある米原が様々な地域を結ぶ交通の要衝であることを表現する企画で、米原を起点に地域の名所などを織り交ぜながら駅名を読み込んだ「旅うた」です。
1年目は京都まで、2年目は名古屋まで、旅をしてきました。

2部:まいばらはつ地図

2部①
「駅名連歌 まいばらはつ」~東海道線各駅停車名古屋ゆき~(2年目)

最終年となる今年は、和楽器の演奏で、地元の子ども達の合唱と舞踊そして、各駅周辺の名勝、旧跡、話題のスポットの映像などとともに、米原から金沢までの旅へとご案内します


合同稽古では、長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」の立ち位置や古典芸能キッズワークショップ日本舞踊修了生の踊り位置・流れを確認したあと、全曲を通して演奏、それぞれで反省点・修正点等確認し、最後にもう一度全曲を通して演奏しました。

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合同稽古の様子

長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」古典芸能キッズワークショップ日本舞踊修了生は1年目(一昨年)にもご出演いただき、今回2回目となります

前回は和楽器演奏と一緒に歌ったり、生演奏に合わせて踊ったりすることの経験がほとんどない子たちがほとんどで戸惑いも多かったようですが、今回は2回目ということもあり様子が分かっている分、演奏や演技に集中して稽古に取り組むことができました


今年はどんな電車旅になるのか、乞うご期待






220509-2-長栄座パンフ

長栄座伝承会(ちょうえいざでんしょうえ) むすひ~東西を結び、(とき)を結び、乾坤(あめつち)を結ぶ~

2023年8月5日(土)、6日(日) 両日とも14時開演(13時30分開場)
会場:滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール内特設舞台「長栄座」
料金:一般 3,500円/青少年(25歳未満) 2,000円
オンラインでチケット購入

第1部 <邦楽アラカルト>湖国神在祭(ここくのかみありさい) ~尺八による水鳥の二景~
①都山流尺八本曲「鶴の巣籠(すごもり)
尺八:野村峰山

②野村峰山作曲「(にお)の海に」
尺八:野村峰山
十七絃:野村祐子

幕間 野村峰山作曲「一つのまゆから」 
長浜市立伊香具小学校児童

第2部 駅名連歌 まいばらはつ~北陸本線金沢ゆき~
作詞:くろこと 作曲:野村祐子
〈箏・十七絃・三弦〉
野村祐子
滋賀県邦楽専門集団「しゅはり」
「邦楽専門実演家養成事業」修了生
〈尺八〉川崎貴久
〈合唱〉長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」
〈舞踊〉古典芸能キッズワークショップ日本舞踊修了生

第3部 響鳴(きょうめい)~日本三大弁財天と宇賀神将(うがしんしょう)十五王子~近江竹生島大弁財天と五王子
作詞:千野喜資 作曲:萩岡松韻 杵屋佐吉 切り絵:早川鉄兵

【箏曲】
<唄>今藤政子
<本手>萩岡松韻 萩岡松柯 萩岡由子
<替手>佐々木千香能 山下紗綾
<十七絃>田中奈央一
<尺八>舛田路山
<胡弓>川瀬露秋

【長唄】
<三味線>杵屋佐吉 杵屋五助
<唄>杵屋佐喜 杵屋和五郎
<豪絃>木場大輔
<笛>福原寛瑞
<小鼓>福原百之
<大鼓>福原遊馬
<太鼓>福原鶴之助

【能】
<謡>渡邊 荀之助 渡邊茂人
<ダンス>中村香耶

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11:00  |  長栄座制作日記

2023.07.22 (Sat)

「書」を募集しました!(長栄座伝承会むすひ)

みなさん、「長栄座伝承会むすひ」のチラシはもうご覧いただきましたか

0805長栄座伝承会むすひ_1

チラシ表面の上部にある むすひ という緑色の文字。

実はこの字、一昨年度「長栄座伝承会むすひ」公演の演出に使用する文字を募集し、応募作品の中から選ばれた作品なんです

昨年のチラシにも使用していました
0730むすひ表

昨年、一昨年と「長栄座伝承会むすひ」公演に際し作品を募集、たくさんご応募いただいた中からより公演の演出意図に合う作品を選出し、舞台背景(映像)やパンフレットで使用したほか、公演当日は会場内で展示もしていました。

2022年度長栄座伝承会むすひの様子
2022年度「長栄座伝承会むすひ」より

今年度も公演のキーワードとなる文字の作品を募集し、審査会を行いました。

今回は、
小学生の方から「米原」「坂田」「田村」「長浜」「虎姫」「河毛」「高月」「木ノ本」「余呉」「近江塩津」「新疋田」「敦賀」「金沢」
高校生の方から「筆硯童子」「金財童子」「稲籾童子」「生命童子」「従者童子」
の全18種類を募集。

校了データ_ページ_1 校了データ_ページ_2


今回もたくさんの作品をご応募いただきました
作品それぞれ違った魅力があり、個性がたっぷりです

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どんな作品が選ばれたかは、当日のお楽しみ!!
みなさまのご来場をお待ちしております






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長栄座伝承会(ちょうえいざでんしょうえ) むすひ~東西を結び、(とき)を結び、乾坤(あめつち)を結ぶ~

2023年8月5日(土)、6日(日) 両日とも14時開演(13時30分開場)
会場:滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール内特設舞台「長栄座」
料金:一般 3,500円/青少年(25歳未満) 2,000円
オンラインでチケット購入

第1部 <邦楽アラカルト>湖国神在祭(ここくのかみありさい) ~尺八による水鳥の二景~
①都山流尺八本曲「鶴の巣籠(すごもり)
尺八:野村峰山

②野村峰山作曲「(にお)の海に」
尺八:野村峰山
十七絃:野村祐子

幕間 野村峰山作曲「一つのまゆから」 
長浜市立伊香具小学校児童

第2部 駅名連歌 まいばらはつ~北陸本線金沢ゆき~
作詞:くろこと 作曲:野村祐子
〈箏・十七絃・三弦〉
野村祐子
滋賀県邦楽専門集団「しゅはり」
「邦楽専門実演家養成事業」修了生
〈尺八〉川崎貴久
〈合唱〉長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」
〈舞踊〉古典芸能キッズワークショップ日本舞踊修了生

第3部 響鳴(きょうめい)~日本三大弁財天と宇賀神将(うがしんしょう)十五王子~近江竹生島大弁財天と五王子
作詞:千野喜資 作曲:萩岡松韻 杵屋佐吉 切り絵:早川鉄兵

【箏曲】
<唄>今藤政子
<本手>萩岡松韻 萩岡松柯 萩岡由子
<替手>佐々木千香能 山下紗綾
<十七絃>田中奈央一
<尺八>舛田路山
<胡弓>川瀬露秋

【長唄】
<三味線>杵屋佐吉 杵屋五助
<唄>杵屋佐喜 杵屋和五郎
<豪絃>木場大輔
<笛>福原寛瑞
<小鼓>福原百之
<大鼓>福原遊馬
<太鼓>福原鶴之助

【能】
<謡>渡邊 荀之助 渡邊茂人
<ダンス>中村香耶

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2023.06.11 (Sun)

「駅名連歌 まいばらはつ」練習音源の収録を行いました!

みなさんこんにちは

先日文産会館では、
駅名連歌(えきめいれんが) まいばらはつ」~北陸本線金沢ゆき~
の歌練習用音源の収録を行いました!

「駅名連歌まいばらはつ」は、8月5日、6日に開催する「長栄座伝承会むすひ」の第2部で登場する演目。

文産会館の所在地 米原を起点に、地域の名所などを織り交ぜながら駅名を読み込んだ旅うたで、米原が様々な地域を結ぶ交通の要衝であることを表現する企画です。

2部:まいばらはつ

1年ごとに演目を積み重ね3年で完成する壮大な計画で、1年目は米原駅から京都駅までの琵琶湖線各駅停車の電車旅を和楽器と子どもたちの歌・舞踊、各地の風景映像で、2年目(昨年)は米原駅から名古屋駅までの東海線各駅停車の電車旅を和楽器と成世昌平さんの民謡、彦根児童合唱団の合唱、そして各地の風景映像でお贈りしました

まいばらはつ琵琶湖線各駅停車京都ゆき
「駅名連歌まいばらはつ」琵琶湖線各駅停車京都ゆき(1年目)の様子


3年目となる今年は、ついに最終年
米原駅から金沢駅までの北陸本線の電車旅を和楽器と子どもたちの合唱・舞踊、各地の風景映像、そして長浜市在住の画家による米原から敦賀までの鳥瞰図でお届けします

今回収録したのは、長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」さん【合唱担当】や古典芸能キッズワークショップ日本舞踊修了生【舞踊】の練習用音源。
演出の中村 豊さんの立会いのもと行いました


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参考音源・練習用音源の収録の様子

作曲者の野村祐子さんと合唱担当者で作曲意図や曲の作りこみ方などの打ち合わせも行い、歌、日本舞踊ともにお稽古がいよいよ本格的にスタート


和楽器隊、児童合唱、日本舞踊の合同練習が7月にあり、それまでの期間はそれぞれでお稽古を重ねます。

今年は曲中に美味しいものがたくさん登場するとか
どんな電車旅になるのか、ますます楽しみです





220509-2-長栄座パンフ


長栄座伝承会(ちょうえいざでんしょうえ) むすひ~東西を結び、(とき)を結び、乾坤(あめつち)を結ぶ~

2023年8月5日(土)、6日(日) 両日とも14時開演(13時30分開場)
会場:滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール内特設舞台「長栄座」
料金:一般 3,500円/青少年(24歳以下) 2,000円
オンラインでチケット購入

第1部 <邦楽アラカルト>湖国神在祭(ここくのかみありさい) ~尺八による水鳥の二景~

第2部 駅名連歌 まいばらはつ~北陸本線金沢ゆき~
作詞:くろこと 作曲:野村祐子
〈箏・十七絃・三弦〉
野村祐子
滋賀県邦楽専門集団「しゅはり」
〈尺八〉川崎貴久
〈合唱〉長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」
〈舞踊〉古典芸能キッズワークショップ日本舞踊修了生

第3部 響鳴(きょうめい)~日本三大弁財天と宇賀神将(うがしんしょう)十五王子~近江竹生島大弁財天と五王子
作詞:千野喜資 作曲:萩岡松韻 杵屋佐吉 切り絵:早川鉄兵


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