2021.05.23 (Sun)
芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバル 制作発表を行いました!
みなさんこんにちは
今年は観測史上最速の梅雨入りということで、毎日不安定な天気が続いていますね
さて、文産会館では5/18(火)報道各社をお招きし、芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバルの制作発表を行いました。
2011年から看板事業として開催している「長栄座」公演は、今年で10周年

近年は新春公演として開催していましたが、この度、10周年を迎えるにあたり、7月から8月にかけて1週間、「夏のフェスティバル」として新たな一歩を踏みだします

そもそも「長栄座」って

長栄座は、明治16年(1883年)、長浜市元浜町に創設された木造建築2階建ての800名を収容する大規模な劇場で、歌舞伎や落語、芝居など幅広く興行されていた、多くの人に愛される娯楽の場でした。
文産会館では、豊かな歴史的・文化的資源を有する湖北で、特色ある優れた舞台芸術を県民の皆様にご覧いただき、伝統文化を次世代へと受け継いでいくことを目的に、平成23年(2011年)8月からイベントホール内に特設舞台「長栄座」を復活させ、これまでに様々な公演を行ってきました。
<特設舞台「長栄座」のメイキングの様子>






制作発表には、監修の久保田敏子さん(滋賀県立文化産業交流会館舞台芸術アドバイザー・京都市立芸術大学名誉教授)、7/31・8/1「長栄座伝承会 むすひ」構成・演出の中村 豊さんのほか、文産会館館長と総括プロデューサーが出席し、フェスティバルの内容や魅力、注目ポイントを発表しました。

長栄座伝承会「むすひ」~東西を結び、刻を結び、乾坤を結ぶ~(7/31・8/1)は、今回初の演出家 中村 豊さんが構成・演出を務めます。
この公演は、
年で完成する壮大なプロジェクト

3部制の第一部は、多彩なジャンルの邦楽を少しずつ楽しめる邦楽アラカルト。
1日目と2日目で演目・出演者が異なり、邦楽とフラダンス、邦楽とシタールなど変わった(ありえない?)コラボレーションもあります
第二部は文産会館のある米原を起点に、地域の名所などを織り交ぜながら駅名を読み込んだ旅うた「駅名連歌 まいばらはつ」【新作・初演】
「長栄座伝承会 むすひ」の名のとおり、米原が様々な地域を「結ぶ」交通の要衝であることに着想を得た企画で、3年間をかけて米原から京都(今年)・名古屋(2年目)・金沢(3年目)へとうたで旅をします
今年は箏の弾き歌いと地元の児童合唱、文産会館の古典芸能キッズワークショップ修了生の舞踊でお贈りします
第三部は、芸事・財運の神 弁財天がテーマ。
日本三大弁財天とされる江ノ島、厳島、竹生島を1年ごとに取り上げ、眷属(従者)の十五王子と共に、3年かけて「長栄座」に勢ぞろいしていただきます
能舞、ダンス、笛、太鼓、箏、唄、胡弓、シタール、タブラーと多彩なジャンルの出演者が集うコラボレーションの新作です

様々なものを繋げる「結び」と生まれるという意味の「産霊(むすひ)」を表すこの公演のタイトル「むすひ」。
米原と各地を繋ぎ、様々なジャンルとコラボレーションし、地域や人々、芸能を結ぶ場となることを目指します


また、同日(7/31・8/1)のロビーでは、県内の伝統産業・伝統工芸を展示・販売・実演して紹介する「近江のあたらしい伝統産業展」を開催。
そのほかフェスティバルでは、
8/4(水)「親子で楽しむ日本の伝統芸能2021」
8/8(日・祝)「びわ湖ホール声楽アンサンブル 美しい日本の歌 米原公演」
などを開催します

各公演の詳細はまた改めてご紹介したいと思いますので、お楽しみに
ここで、今回の制作発表で印象的だった話を2つご紹介します

つめ
たとえば1部のプログラム(能のあとに新内)など、通常ならありえないことを実現できるのが「長栄座」。
これは、これまでもあり得ないことを実現してきた「長栄座」だからこそで、出演者もこれまでの長栄座の流れを理解して、出演を受けてくださった。
通常ありえない(規格外の)キャスティングやコラボレーションを、「普通」に実現してしまう舞台を目指している。
どの芸が格式高いなど枠にとらわれた見方ではなく、芸それぞれの個性を楽しんでほしい。
つめ
夏のフェスティバルということで、来場者は浴衣着用を推奨している。
ただ鑑賞しに来るだけでなく、浴衣で集まってもらうことでそれぞれが祭りの担い手となり、コロナ禍で閉塞的になりがちな気分を開放できる機会としたい。
芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバルに向けて、現在絶賛準備中!
制作過程なども少しずつご紹介したいと思っているので、「長栄座」特設ページもぜひご覧ください

それでは今日はこの辺りで


ランキング 地域情報・近畿 部門に参加しています

今年は観測史上最速の梅雨入りということで、毎日不安定な天気が続いていますね

さて、文産会館では5/18(火)報道各社をお招きし、芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバルの制作発表を行いました。
2011年から看板事業として開催している「長栄座」公演は、今年で10周年


近年は新春公演として開催していましたが、この度、10周年を迎えるにあたり、7月から8月にかけて1週間、「夏のフェスティバル」として新たな一歩を踏みだします





長栄座は、明治16年(1883年)、長浜市元浜町に創設された木造建築2階建ての800名を収容する大規模な劇場で、歌舞伎や落語、芝居など幅広く興行されていた、多くの人に愛される娯楽の場でした。
文産会館では、豊かな歴史的・文化的資源を有する湖北で、特色ある優れた舞台芸術を県民の皆様にご覧いただき、伝統文化を次世代へと受け継いでいくことを目的に、平成23年(2011年)8月からイベントホール内に特設舞台「長栄座」を復活させ、これまでに様々な公演を行ってきました。
<特設舞台「長栄座」のメイキングの様子>






制作発表には、監修の久保田敏子さん(滋賀県立文化産業交流会館舞台芸術アドバイザー・京都市立芸術大学名誉教授)、7/31・8/1「長栄座伝承会 むすひ」構成・演出の中村 豊さんのほか、文産会館館長と総括プロデューサーが出席し、フェスティバルの内容や魅力、注目ポイントを発表しました。

長栄座伝承会「むすひ」~東西を結び、刻を結び、乾坤を結ぶ~(7/31・8/1)は、今回初の演出家 中村 豊さんが構成・演出を務めます。
この公演は、



3部制の第一部は、多彩なジャンルの邦楽を少しずつ楽しめる邦楽アラカルト。
1日目と2日目で演目・出演者が異なり、邦楽とフラダンス、邦楽とシタールなど変わった(ありえない?)コラボレーションもあります

第二部は文産会館のある米原を起点に、地域の名所などを織り交ぜながら駅名を読み込んだ旅うた「駅名連歌 まいばらはつ」【新作・初演】

「長栄座伝承会 むすひ」の名のとおり、米原が様々な地域を「結ぶ」交通の要衝であることに着想を得た企画で、3年間をかけて米原から京都(今年)・名古屋(2年目)・金沢(3年目)へとうたで旅をします

今年は箏の弾き歌いと地元の児童合唱、文産会館の古典芸能キッズワークショップ修了生の舞踊でお贈りします

第三部は、芸事・財運の神 弁財天がテーマ。
日本三大弁財天とされる江ノ島、厳島、竹生島を1年ごとに取り上げ、眷属(従者)の十五王子と共に、3年かけて「長栄座」に勢ぞろいしていただきます

能舞、ダンス、笛、太鼓、箏、唄、胡弓、シタール、タブラーと多彩なジャンルの出演者が集うコラボレーションの新作です


様々なものを繋げる「結び」と生まれるという意味の「産霊(むすひ)」を表すこの公演のタイトル「むすひ」。
米原と各地を繋ぎ、様々なジャンルとコラボレーションし、地域や人々、芸能を結ぶ場となることを目指します



また、同日(7/31・8/1)のロビーでは、県内の伝統産業・伝統工芸を展示・販売・実演して紹介する「近江のあたらしい伝統産業展」を開催。
そのほかフェスティバルでは、
8/4(水)「親子で楽しむ日本の伝統芸能2021」
8/8(日・祝)「びわ湖ホール声楽アンサンブル 美しい日本の歌 米原公演」
などを開催します


各公演の詳細はまた改めてご紹介したいと思いますので、お楽しみに

ここで、今回の制作発表で印象的だった話を2つご紹介します



たとえば1部のプログラム(能のあとに新内)など、通常ならありえないことを実現できるのが「長栄座」。
これは、これまでもあり得ないことを実現してきた「長栄座」だからこそで、出演者もこれまでの長栄座の流れを理解して、出演を受けてくださった。
通常ありえない(規格外の)キャスティングやコラボレーションを、「普通」に実現してしまう舞台を目指している。
どの芸が格式高いなど枠にとらわれた見方ではなく、芸それぞれの個性を楽しんでほしい。

夏のフェスティバルということで、来場者は浴衣着用を推奨している。
ただ鑑賞しに来るだけでなく、浴衣で集まってもらうことでそれぞれが祭りの担い手となり、コロナ禍で閉塞的になりがちな気分を開放できる機会としたい。
芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバルに向けて、現在絶賛準備中!
制作過程なども少しずつご紹介したいと思っているので、「長栄座」特設ページもぜひご覧ください


それでは今日はこの辺りで


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