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2022.06.26 (Sun)

「長栄座伝承会 むすひ」プログラム紹介♪vol.3

芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバル2022のメイン公演「長栄座伝承会 むすひ」では、ジャンルを超えた珠玉の芸たちが”むすひ”をテーマに、一年に一度、蜃気楼の如く現れては立ち消える芝居小屋「長栄座」に集結します。

この記事は、そんな「長栄座伝承会 むすひ」公演の演目をご紹介するシリーズです

第3弾の今回は、7月31日(日)(2日目)公演の1部で演奏される、和楽器コラボレーションを取り上げます。

様々なジャンルのアーティストとのコラボレーション等多彩な演奏活動を展開されている滋賀県ゆかりの箏演奏家 麻植美弥子さん、理恵子さん 母娘と、オーケストラ・アンサンブル金沢の元首席チェロ奏者 ルドヴィート・カンタさん、打楽器奏者の山内利一さんのコラボレーションで、この公演のために作曲された新作を2曲お贈りいたします。

1曲目は、中村典子さん作曲の萌永(もえ) germinatio-八千代獅子賛歌」

箏が奏でる地歌箏曲の名曲「八千代獅子」の旋律に、十七絃やチェロ、打楽器が加わり、新たな曲へと生まれ変わった一曲。
キラキラとした音の粒が降ってくるような、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

八千代獅子とは


2曲目は、星谷丈生さん作曲の水滸唱歌(みずのほとりのうた)

こちらは、第3部のテーマ「日本三大弁財天」がある県(神奈川、広島、滋賀)にゆかりのある音楽を盛り込んだ曲で、皆さんがよくご存じの曲もたくさん登場します。


先日、作曲家と監修、演出家、舞台監督の立会いのもと、初めての音合わせ稽古を行いました

IMG_7661.jpg
「水滸唱歌」稽古の様子


どちらも和と洋それぞれの魅力を引き出すような素敵な曲となっています

長く日本人に愛され受け継がれてきた箏の音色と、チェロの名手による豊かに響く魅力的な音色のコラボレーションを、ぜひ芝居小屋「長栄座」でお楽しみください





長栄座夏のフェスティバルロゴ

長栄座伝承会(ちょうえいざでんしょうえ) むすひ~東西を結び、(とき)を結び、乾坤(あめつち)を結ぶ~

2022年7月30日(土)、31日(日) 両日とも14時開演(13時30分開場)
会場:滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール内特設舞台「長栄座」
料金:一般 3,500円/青少年(25歳未満) 2,000円
オンラインでチケット購入

第1部 <邦楽アラカルト>湖国神在祭(ここくのかみありさい) ~むすひの芸能撰~
<7月30日(土)>
①舞楽への(いざな)
小野真龍(天王寺楽所雅亮会副理事長・関西大学客員教授)

②舞楽「蘭陵王」
天王寺楽所雅亮会
舞人:小野真龍
打物:寺西覚水 巖水法光 多治見眞篤
鳳笙:林絹代 塩田隆志
篳篥:前川隆哲 髙木了慧
龍笛:中原詳人 勘田紅美
装束方:吉光信昭

③和楽器コラボ 尺八×Dance 長管尺八による舞曲「魂振(たまふり)
尺八:川崎貴久 Dance:OBA

<7月31日(日)>
①平家琵琶「竹生島詣」
菊央雄司

②長唄への誘い
唄:杵屋利光 三味線:杵屋勝九郎

③和楽器コラボ 箏・十七絃×チェロ×打楽器 箏とチェロによる二題
萌永(もえ germinatio-八千代獅子賛歌」(中村典子作曲)
水滸唱歌(みずのほとりのうた)」(星谷丈生作曲)
箏:麻植美弥子 麻植理恵子
チェロ:ルドヴィート・カンタ
打楽器:山内利一

第2部 駅名連歌 まいばらはつ~東海道線各駅停車名古屋ゆき~
作詞:くろこと 作曲:野村祐子
〈箏・十七絃・三弦〉
野村祐子
滋賀県邦楽専門集団「しゅはり」
「邦楽専門実演家養成事業」修了生
〈尺八〉川崎貴久
〈民謡〉成世昌平
〈合唱〉彦根児童合唱団

第3部 響鳴(きょうめい)~日本三大弁財天と宇賀神将(うがしんしょう)十五王子~安芸宮島 厳島弁財天と五王子
作詞:千野喜資 作曲:杵屋佐吉 切り絵:早川鉄兵
<三味線>杵屋佐吉 杵屋浅吉 今藤龍十郎
<唄>杵屋佐喜 杵屋正則 杵屋勝英治
<琵琶>田中奈央一
<囃子>福原百之助 福原鶴之助 望月左太助 福原遊馬 福原寛瑞

※第2部、第3部は両日とも、同内容・同一キャストで上演します。

0730むすひ表

0730むすひ裏

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