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2022.07.14 (Thu)

「長栄座伝承会 むすひ」プログラム紹介♪vol.6

江戸時代、陸路では参勤交代で多くの大名が利用した「中山道」と北国街道(北陸道)が交わる重要な地として、水路では米原港を通じて琵琶湖から多くの物資や旅人が集まる拠点として栄えた米原

現在でも、滋賀県内で唯一新幹線が止まるほか、京都・大阪方面へ向かう琵琶湖線、名古屋方面へ向かう東海道本線、金沢方面へ向かう北陸線、県東部を走る近江鉄道が乗り入れる米原駅があり、名神高速道路、北陸自動車道、国道8号など自動車面でも各地を結ぶ重要な道路が集まり、人や物、情報が行き交っています

今回ご紹介する「駅名連歌 まいばらはつ」は、そんな”交通の要衝 米原”に着想を得た作品


この記事は、ジャンルを超えた珠玉の芸たちが”むすひ”をテーマに、一年に一度、蜃気楼の如く現れては立ち消える芝居小屋「長栄座」に集結する芝居小屋「長栄座」夏のフェスティバル2022のメイン公演「長栄座伝承会 むすひ」の演目をご紹介するシリーズの第6弾です

「駅名連歌 まいばらはつ」は、「長栄座伝承会 むすひ」(7/30、31)の第2部の演目です
※両日とも同出演者・内容

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昨年(2021年)の公演の様子(今年は日本舞踊は登場しません)


この演目は、米原を起点に地域の名所などを織り交ぜながら駅名を読み込んだ「旅うた」。
1年ごとに公演を積み重ね3年間で完成を試みるプロジェクトで、太古の時代から琵琶湖に住んでいるニホンイシガメの”たもん(おう)”が、米原駅から電車に乗って各駅の名所を紹介しながら旅するという設定です
2年目となる今年は、東海道線に乗って名古屋の荻野検校(江戸時代の平曲・地歌箏曲演奏家)の墓参りをし、名古屋風みたらし団子を買って帰ります。

2部:まいばらはつ3年計画 たもん翁


登場する駅は、
米原(まいばら)」「醒ケ井(さめがい)」「近江長岡(おうみながおか)」「柏原(かしわばら)」「関ケ原(せきがはら)」「垂井(たるい)」「大垣(おおがき)」「穂積(ほづみ)」「西岐阜(にしぎふ)」「岐阜(ぎふ)」「木曽川(ぎふ)」「尾張一宮(おわりいちのみや)」「稲沢(いなざわ)」「清州(きよす)」「枇杷島(びわじま)」「名古屋(なごや)
の16駅

今年もくろことさんに作詞を、野村祐子さんに作曲をしていただきました

野村祐子さん、滋賀県邦楽専門集団「しゅはり」「邦楽専門実演家養成事業」修了生の箏・十七絃・三弦、前回(vol.5)ご紹介した「魂振」にもご出演の川崎貴久さんの尺八による和楽器演奏のもと、民謡歌手の成世昌平さんと彦根で50年以上活動している彦根児童合唱団の子どもたちによるバラエティに富んだ歌で米原から名古屋までの各駅停車の旅に誘います。

各駅ごとに作られた曲は、民謡風や演歌風、童謡・唱歌風、琵琶語り風、ポップス風など様々で、中には耳なじみのあるメロディーも登場。次々と曲調が変化し、あっという間に名古屋駅に到着します


この演目、もうひとつの注目ポイントは映像
歌詞に合わせて、各駅やその周辺地域の風景を映像で背景に映し出すことで、より鮮明にその情景を感じ取っていただけること間違いなし
風景の映像は、今年度の初めに演出家や撮影班とともにロケに行って撮影しました
ロケの様子はこちらhttp://shigabunsan.blog58.fc2.com/blog-entry-1599.html

1年目まいばらはつ公演写真
昨年(2021年)の公演の様子

昨年の公演写真で琵琶湖の映像の上に書かれている「まいばらはつ」の文字は、昨年、滋賀県書道協会様の協力のもと公募により選出された書道作品。
今年も16の駅名を小・中学生から公募し、映像に使用する書道作品を選出しました
この件に関して、詳しくは過去の制作日記(ブログ)でご紹介しているので、そちらもチェックしてみてくださいhttp://shigabunsan.blog58.fc2.com/blog-entry-1601.html


今回は作曲の野村祐子さんから特別にメッセージをいただきましたので、ご紹介します


交通の要衝・米原から出発する駅名連歌「まいばらはつ」シリーズ第2作目は東海道線の旅。始発米原駅から終点名古屋駅まで16駅、皆さんは駅名を全部言えますか?

小学2年生から高校1年生の彦根児童合唱団の子どもたちが、愉快な各駅を楽しい歌声でご紹介。美声の成世昌平さんが民謡、演歌、ブルース、軍歌など多彩なメロディを歌い分けるのも聴き処。名古屋への道のりをぜひ、この「まいばらはつ」で覚えてください。箏・十七絃・三絃・尺八の演奏は滋賀県邦楽専門集団「しゅはり」、「邦楽専門実演家養成事業」修了生と川崎貴久さん・・・、に加えて秘密の楽器を用意しています。何の楽器が鳴り響くかは、来て見て聴いてのお楽しみ!

皆さまのご来場をお待ちしています!

野村祐子



和楽器の演奏と民謡歌手&児童合唱団の歌で巡る電車の旅、
「駅名連歌 まいばらはつ」~東海道線各駅停車名古屋ゆき~
みなさまのご乗車をお待ちしております





長栄座夏のフェスティバルロゴ

長栄座伝承会(ちょうえいざでんしょうえ) むすひ~東西を結び、(とき)を結び、乾坤(あめつち)を結ぶ~

2022年7月30日(土)、31日(日) 両日とも14時開演(13時30分開場)
会場:滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール内特設舞台「長栄座」
料金:一般 3,500円/青少年(25歳未満) 2,000円
オンラインでチケット購入

第1部 <邦楽アラカルト>湖国神在祭(ここくのかみありさい) ~むすひの芸能撰~
<7月30日(土)>
①舞楽への(いざな)
小野真龍(天王寺楽所雅亮会副理事長・関西大学客員教授)

②舞楽「蘭陵王」
天王寺楽所雅亮会
舞人:小野真龍
打物:寺西覚水 巖水法光 多治見眞篤
鳳笙:林絹代 塩田隆志
篳篥:前川隆哲 髙木了慧
龍笛:中原詳人 勘田紅美
装束方:吉光信昭

③和楽器コラボ 尺八×Dance 長管尺八による舞曲「魂振(たまふり)
尺八:川崎貴久 Dance:OBA

<7月31日(日)>
①平家琵琶「竹生島詣」
菊央雄司

②長唄への誘い
唄:杵屋利光 三味線:杵屋勝九郎

③和楽器コラボ 箏・十七絃×チェロ×打楽器 箏とチェロによる二題
萌永(もえ germinatio-八千代獅子賛歌」(中村典子作曲)
水滸唱歌(みずのほとりのうた)」(星谷丈生作曲)
箏:麻植美弥子 麻植理恵子
チェロ:ルドヴィート・カンタ
打楽器:山内利一

第2部 駅名連歌 まいばらはつ~東海道線各駅停車名古屋ゆき~
作詞:くろこと 作曲:野村祐子
〈箏・十七絃・三弦〉
野村祐子
滋賀県邦楽専門集団「しゅはり」
「邦楽専門実演家養成事業」修了生
〈尺八〉川崎貴久
〈民謡〉成世昌平
〈合唱〉彦根児童合唱団

第3部 響鳴(きょうめい)~日本三大弁財天と宇賀神将(うがしんしょう)十五王子~安芸宮島 厳島弁財天と五王子
作詞:千野喜資 作曲:杵屋佐吉 切り絵:早川鉄兵
<三味線>杵屋佐吉 杵屋浅吉 今藤龍十郎
<唄>杵屋佐喜 杵屋正則 杵屋勝英治
<琵琶>田中奈央一
<囃子>福原百之助 福原鶴之助 望月左太助 福原遊馬 福原寛瑞

※第2部、第3部は両日とも、同内容・同一キャストで上演します。

0730むすひ表

0730むすひ裏

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