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2023.12.26 (Tue)

吹奏楽団「シエナ・ウインド・オーケストラ」と連携・協力協定を締結しました

今年、開館35周年を迎えた滋賀県立文化産業交流会館は、吹奏楽団「シエナ・ウインド・オーケストラ(SWO)」と連携・協力協定を12月1日に締結しました

文産会館は、コロナ禍の令和2年10月に観客と共演するSWOのコンサートを開催して以来、SWOとの絆を深めて、信頼関係を築き、協定を締結する運びとなりました。

去る12月1日、「滋賀県立文化産業交流会館とシエナ・ウインド・オーケストラとの連携・協力協定」の締結式および記者発表を行いました。

当日は、SWOを運営する一般社団法人ジャパン・シンフォニック・ウインズの代表理事 東 佳樹 氏や事務局長の髙澤 芳郎 氏、文産会館を運営する公益財団法人びわ湖芸術文化財団の理事長 村田 和彦、当館館長 竹村 憲男が出席し、協定書への署名後、締結の経緯や今後の具体的な取組、抱負を発表しました。

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ここでは、内容を一部抜粋してご紹介します!



村田理事長(びわ湖芸術文化財団)

文化産業交流会館では施設や地域の特色を活かし、県内の文化活動者・団体や産業分野とも連携して、芸術文化の創造と振興を図る伝統芸能等の多彩な公演を展開している。
こういった活動が評価され、令和3年度(2021年度)には、地域資源である伝統芸能の普及・振興に貢献したとして「地域創造大賞(総務大臣賞)」を受賞した。 
文産会館は4月に開館35周年を迎えた。こういった節目の年に日本を代表する吹奏楽団「シエナ・ウインド・オーケストラ」と連携できることを大変有難く感じている。

イベントホールで開催している県内外の高等学校・大学の吹奏楽部等によるマーチングバンドの祭典「フィールドアート」は、本年で20年を迎えるなど、これまで吹奏楽の分野にも取り組んできた。
一方で、文産会館が位置する湖北地域は吹奏楽をはじめ舞台芸術の鑑賞機会が少ない地域でもある。
その中で文産会館は次世代育成にも力を入れており、今回の協定を通して青少年の演奏者に対するクリニックや演奏をSWOに協力していただくことで、音楽文化の裾野を広げ、芸術文化振興を通して県北部の活性化に向けた役割を果たしていきたいと考えている。

東 代表理事(ジャパン・シンフォニック・ウインズ)

シエナ・ウインド・オーケストラは1990年に結成された。
1997年には佐渡裕氏を指揮者に、2002年には同氏を首席指揮者に迎え、様々なユニークな活動を展開し定期演奏会は常に完売するなど人気が定着してきた。

2010年に東京都文京区および公益財団法人文教アカデミーと三者間において連携を締結し、文京シビックホールを活動の拠点としている。
その後、学校法人尚美学園(2011年)、上越教育大学および上越文化会館(2016年)、名古屋音楽大学(2017年)、富士市および富士ロゼシアター(2018年)とそれぞれ事業協定を締結し、様々な事業を展開している。
最近は、文化庁学校巡回公演や「“ブラバン・ディズニー!”コンサート」、ゲーム音楽による全国ツアーなど、幅広い活動を全国各地で行っている。
今後は、これまでの連携協定のノウハウを活かして、滋賀県内の学校へのアウトリーチ活動やシエナならではのパワフルで親しみのあるコンサートを通じて、滋賀県の吹奏楽による地域おこしや青少年の育成に貢献していきたいと考えている。


竹村館長(びわ湖芸術文化財団/滋賀県立文化産業交流会館)

SWOとは、日本で初めてコロナ患者が出た令和2年、10月に当館で開催したコンサートからの付き合いとなる。当時は、コロナのワクチンもなく、世界中が混乱に陥っていた時期で、特に飛沫感染リスクの高いとされた、合唱や吹奏楽などの公演は相次いで中止されていた。
そのような中、当館は、お客様と共演するシエナのスタイルを貫いたコンサートを開催し、全国でも稀有なホールとなった。客席の間隔をあけ、通常の4分の1の客席は、1か月前にチケットが完売。当日は、中・高校生らが楽器を持って、「宝島」を共演し、ホール全体に響き渡った力強く明るい音色は、コロナ禍で沈みがちな気持ちを元気にし、当館とSWOとの絆が深まった。
翌年も10月に、コロナ禍のなか、共生社会フェスティバルとしてコンサートを企画・開催し、今年12月10日には、佐渡裕氏の指揮によるコンサートを、当館の開館35周年記念事業として開催する。
当館は多目的施設で音響的に優れているというわけではないが、SWOとの強い絆が、この演奏会の実現につながった。

当館のある湖北地域は、舞台芸術公演の鑑賞機会が少なく、プロの吹奏楽の生の演奏を聴く機会や、プロの演奏家から指導を受けることもあまりない。
そこで当館では、湖北地域の皆様はじめ次世代を担う青少年に良質の音楽に触れていただく機会を持続的に行うため、普及プログラムや演奏会で数多くの実績をお持ちの日本を代表するSWOと、連携・協力協定を締結する運びとなった。
具体的な事業としては、中学校・高等学校や県吹奏楽連盟様と連携しながら、毎年、楽器の取り扱いや演奏技術など初歩からのクリニックとアンサンブルの演奏会を行い、学校へのアウトリーチ事業や吹奏楽コンクールの課題曲の模範演奏も進めていきたい。
当館で開催する公演は、令和7年(2025年)(国スポ・障スポ滋賀の年)、令和10年(2028年)(開館40周年の年)に予定している。


髙澤事務局長(ジャパン・シンフォニック・ウインズ)

2020年に初めて公演を行った際、文産会館はホールの作りからして様々な可能性を秘めていると感じた。
また、コロナ禍によりシエナ恒例のアンコールを観客と共演する取り組みができなくなっていた中、客席でソーシャルディスタンスを取りながらではあったが久々に共演が実現し、楽団としても胸にグッとくるものがあった。
こういった経緯からこの会館となにか一緒に取り組んでいきたいと思い、連携協定を締結する運びとなった。

SWOはいくつかの地域・団体と連携を結んでおり、現在更に3つの地域と話を進めている。
青少年の育成は1度の公演ではできず、「継続する」ことが重要。ホールの事業担当もオーケストラの事務局も代わっていく中で継続して事業を行うには、連携協定を結び未来の約束をすることが大切だと思い、様々なところと連携協定を結んでいる。
SWOの活動拠点は東京であるが、米原は新幹線が止まり日帰りも可能なため、吹奏楽部へのクリニックなど手軽に行うことができる。
これらの協定を通して地域振興に繋がれば嬉しい。



また、連携・協力協定を締結するにあたり、シエナ・ウインド・オーケストラ 首席指揮者の佐渡 裕 氏や滋賀県吹奏楽連盟 理事長の小幡 理 氏からもメッセージが寄せられました。



佐渡 裕 氏(シエナ・ウインド・オーケストラ 首席指揮者)

この度、私が首席指揮者を務めるシエナ・ウインド・オーケストラがびわ湖芸術文化財団と連携・協力協定を結ぶことになり、大変嬉しく思っています。
米原の滋賀県立文化産業交流会館を中心に、吹奏楽を通じた青少年の育成や、地元に密着した活動を展開していくとのことで期待が膨らみます。
私自身も吹奏楽とは長いつきあいがあります。京都市立の中学校時代は吹奏楽部でフルートを担当し、京都市立芸術大学をフルート専攻で卒業しました。吹奏楽部を指揮してコンクールに出場したこともあります。
1997年にシエナと出会い、この26年間数え切れないほど公演し、録音も多数行いました。シエナと私の活動では、吹奏楽の魅力を広く伝えるため、クラシックからポップスまで、幅広いジャンルの音楽に取り組んでいますが、コンサートの最後にスーザ作曲「星条旗よ永遠なれ」を、会場に楽器を持って来てくださったお客様もステージに上がってもらい共演しています。
日本はほとんどの中学校、高校に吹奏楽部が存在し、管楽器や打楽器の経験者がかなりの数に上りますが、卒業すると楽器をやめてしまう方が多いようです。楽器を演奏する喜びをぜひ思い出してほしい!という思いが「星条旗」につながっています。どの地域で演奏会をしても学生から年配の方まで私たちの音楽を待ち望んでくださり、大勢の方が「星条旗」に参加してくださる事が励みになっています。
こういった活動を共に行ってきたシエナ・ウインド・オーケストラを協定のパートナーに選んでいただけたことをとても誇りに思います。12月10日に米原で開催する私たちのコンサートが、奇しくも提携後第一弾の公演となるのは大変喜ばしいことで、私も楽しみにしています。
この協定により、シエナがこの街の楽団として地域社会の皆さんに心のビタミンを届けられるように、そして豊かな街づくりの一翼を担ってくれることを願っています。


小幡 理 氏(滋賀県吹奏楽連盟 理事長)

この度、滋賀県立文化産業交流会館とシエナ・ウインド・オーケストラとの間で、連携・協力に関する協定が交わされると伺いました。文産会館は芸術分野において滋賀県、とりわけ北部地域での牽引的役割を担い、特に音楽文化に対しては積極的にその手腕を発揮し、愛好家の側に立った事業展開をされています。滋賀県吹奏楽連盟も、直接的にはイベントホールでマーチングコンテストを開催しておりますが、日頃から文産会館で開催される様々な音楽イベントには北部の中高の吹奏楽部員が出演者や聴衆としてお世話になっています。
今回の協定により、これまで以上に多種多様な取り組みが企画され、本県の音楽文化、とりわけ吹奏楽のレベルが向上するものと大いに期待をしています。そして、少子化や働き方改革、部活動の地域移行等により全国的に減衰傾向にある吹奏楽文化を盛り返す一助になることは間違いありません。そして将来的にはこの協定が先駆けとなり、同様の動きが全県に広がり大きなうねりとなることを期待しています。


登壇者からのコメントや佐渡氏、小幡氏のメッセージ紹介の後は、質疑応答を行い、記者発表を閉じました。

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このことについて、新聞各社様に取り上げていただきましたので、こちらもご紹介します

湖北の音楽界を元気に 佐渡裕さん指揮のSWO、県立文化産業交流会館と協定 | 中日新聞Web
2023年12月2日
https://www.chunichi.co.jp/article/815986

佐渡裕さん首席指揮者の吹奏楽団、愛好家へ演奏指導 滋賀県立文化産業交流会館と連携協定 | 京都新聞
2023年12月6日
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1160186

吹奏楽でつなげる地域活性化 | 滋賀報知新聞
2023年12月6日
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0039889

佐渡裕さん首席指揮のシエナ・ウインド・オケと連携 | 朝日新聞デジタル
2023年12月7日
https://www.asahi.com/articles/ASRD6760QRD1PTJB00B.html

佐渡裕さん首席指揮SWOと滋賀・文産会館、吹奏楽振興へ協定 | 産経新聞
2023年12月12日
https://www.sankei.com/article/20231212-COJMHPLWB5IBJKCN52CWV3ZPP4/


今後、SWOと吹奏楽のクリニックやアンサンブルコンサート、中学校・高等学校等へのアウトリーチ活動、演奏会などの実施を通して、音楽文化の裾野を広げ、湖北地域の活性化に寄与できればと考えています。

どうぞご期待ください。

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